日本オラクルと東芝ITソリューションは6月16日、XMLを利用した電子帳票システムを共同で提供すると発表した。
同システムは、東芝ITソリューションのXML統合プラットフォーム「xmlspy 5」とXMLエディタ「authentic 5」に、日本オラクルのネイティブXMLデータベース機能「Oracle XML DB」を連携させるもの。
従来、電子帳票のデータはテキストデータで作成されることが主流だった。このため、データをRDBMS(Relational DataBase Management System)に格納する場合、テキストデータに属性を持たせ、文書データとして扱うための作業やアプリケーションが必要だった。
同システムでは、これに代えて、xmlspy 5とauthentic 5で直接記述した属性つきのXML文書を、Oracle XML DBを介して、Oracle9iのデータベースにそのまま格納できる。これにより、データの格納に他のアプリケーションを仲介する必要が省けるという。
同システムは、新聞業界のNewsMLや、金融業界のXBRL(Extensible Business Reporting Language)といった、業界標準XMLに準拠したシステムに適用が可能。同様に、XML規格でデータを扱う電子政府・自治体や、民間企業、電子申請システム、電子投票システム、営業情報管理システム、カスタマー・サポートシステムなどにも適応できるという。
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