東芝は6月12日、家電機器事業、e-ソリューション事業、医用システム事業、部品・材料事業、電子管事業の5部門について分社化/新会社設立の計画を発表した。同計画の実施は10月1日の予定。
各事業ごとに設立する会社の概要は以下の通り。
【家電機器事業】
社内カンパニーの家電機器を会社分割により分社し、事業部門はマーケティング/販売を手がける東芝ライフエレクトロニクスと統合し、新会社「東芝コンシューママーケティング」を設立する。同カンパニーの製造部門は「東芝家電製造」とし、東芝コンシューママーケティングの100%子会社とする。関係会社については、照明機器事業を手がける「東芝ライテック」、空調機器事業を手がける「東芝キヤリア」、一次電池事業を手がける「東芝電池」を東芝コンシューママーケティングの管理下に置き、一体運営が行える体制とする。両新会社の概要は以下の通り。
【e-ソリューション事業】
販売、技術、開発を一体化するとともに、パッケージ型ソリューションを中心に事業強化を図る。このため、社内カンパニーのe-ソリューションを会社分割により東芝本体から分離し、システムの開発、販売及びサービス事業を担当する関係会社「東芝ITソリューション」と統合して、「東芝ソリューション」を新設する。同社の概要は以下の通り。
【医用システム事業】
事業の企画から開発/設計/製造/販売/保守サービスまでを一貫して行える体制を確立するため、社内カンパニーの医用システムを会社分割により分離し、国内販売/サービスを担当する関係会社「東芝メディカル」と統合して「東芝メディカルシステムズ」とする。同社の概要は以下の通り。
【材料部品事業】
部品材料事業部門を会社分割により分社し、「東芝マテリアル」を新設する。電子/半導体分野向けの精密加工部品、高純度材料や、エネルギー/産業機器向けの部材などを手がける。同社の概要は以下の通り。
【電子管事業】
電子管事業部門を会社分割により分社し、「東芝電子管デバイス」を設立する。粒子加速器など科学技術研究用の大電力マイクロ波管や、医療用のCT装置、X線診断装置に搭載するX線管など、各種電子管を手がける。同社の概要は以下の通り。
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