有線ブロードネットワークスがターボリナックスのDBシステムを導入

ニューズフロント(CNET Japan特約)2003年06月13日 17時18分

 有線ブロードネットワークスは、同社の次期基幹業務システム向け統合データベースサーバとして、ターボリナックスのオープンソースデータベース(DB)PostgreSQL製品、TurboDBを採用した。ターボリナックスが6月13日に明らかにしたもの。ブロードネットワークスは複数台のTurboDBサーバを連携させて負荷分散を図るとともに、大規模仮想データベースを実現するため、ソフトウェア製品QueryMasterの導入も行う。同基幹業務システムの稼働開始は2003年7月の予定。

 TurboDBは、PostgreSQLの最新バージョンとTubolinux Server OSを組み合わせたDBソリューションパッケージ。「本格的なリレーショナルDB(RDB)として、商用RDB管理システム(RDBMS)に匹敵する機能を実装し、優れたコストパフォーマンスとサポート体制を提供する。企業の中規模ミッドレンジデータベースシステムに最適なソリューション」(ターボリナックス)

 一方QueryMasterは、DBシステムの負荷分散を行うソフトウェア。独自のオンラインリプリケーション(複製)機能を備え、動的にDBノードを追加/削除できる。

 USENでは、これまでメインフレームを中心とするシステムを利用しており、サブシステムを含めると導入コストは約15億円にもなっていたという。「サブシステムごとに異なるベンダーやメーカーが開発したため、ハードウェア、OS、開発言語、ソフトウェアなども多岐にわたり、運用に多くの手間や人件費、多額の保守費用が発生していた」(ターボリナックス)

 今後さらに事業を拡大させることから、USENは従来のメインフレーム/UNIXなどが混在する環境を、IAサーバとTurbolinuxを組み合わせたシステムに変更した。「これにより、約15億円のシステム開発コストを1億円にまで大幅削減できる」(ターボリナックス)

 なお次期システムの構築は、USENグループのユーズコミュニケーションズが担当した。

ターボリナックスのプレスリリース
有線ブロードネットワークス
ユーズコミュニケーションズ

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