2003年第1四半期に当初の予想よりもわずかに上昇を見せたPC出荷額だが、いまだ不透明な経済情勢がその見通しに影を落とす。調査会社のIDCは、2003〜2004年のPC出荷予想をわずかに下方修正する方向で落ち着いた。
IDCは5月9日、2003年のデスクトップPCならびに、ノートPC、Intel/AMDチップベースのサーバの全世界での総出荷額が1億4520万ドルに達し、前年比6.3%の増加になると予想を発表した。2003年初め、IDCは6.9%の増加傾向を見せると予想していた。同社はまた、2004年の見通しについても触れている。同年の成長は10.3%となっており、当初の10.9%よりは少なくなっている。PC全体の総出荷額は2.4%の減少となるが、2004年には3.5%の成長が見込まれている。その売上は、2003年に1.8%に落ち込んだ後、翌年には2.9%まで回復する。
「昨年から回復傾向にあるものの、PC需要は依然低調だ」とIDCのディレクタLoren Loverdeはコメントする。「ビジネス分野ではわずかな回復を見せつつも、コンシューマでは低調な状態で、公共部門に至っては落ち込んでいる。システムのリプレイスとともに、需要を喚起することが、下期の売り上げ増につながるだろう。しかし、2004年までは2桁増を望むのは難しい」
これまでどおり、アジア太平洋地域と北米がPC需要を盛り上げる形になるが、一方で欧州と日本が足を引っ張っている状態だ。IDCは「北米では、公共部門が予想以上に好調」と話す。
一方でIDCのライバルであるGartner Dataquestも、同様の調査結果を5月に発表している。2003年第2四半期の成長率予想を6.4%と引き上げる一方で、2003年全体では6.4%の成長と落ち込む予想を出している。 両社で共通するのは、6%台の成長率と、2002年よりはよい結果を示している点だ。2001年には1.5%の成長率と、過去10年間で初めて減少傾向を見せていた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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