サイボウズは6月10日、2004会計年度第1四半期(2003年2月〜4月期)の決算を発表した。連結では売上高6億3600万円(前年同期比2000万円増)、経常利益1億4600万円(前年同期比5500万円減)、純利益7400万円(前年同期比3700万円減)となった。単体では、売上高6億2700万円(前年同期比3100万円増)、経常利益1億5800万円(前年同期比5400万円減)、純利益8600万円(前年同期比3700万円減)。
売上高は前年同期比3.2%増であったが、前年より人件費を中心に販売費および一般管理費が増加したため、経常利益は27.1%減となった。
同期において、「サイボウズ Office/AG」シリーズの累計ユーザー数が前年同期に比べ22.2%増加し126万人を超えた。「サイボウズ ガルーン」は、2003年2月にポータル機能を強化したVer 1.5を投入し、 150社7万ユーザーを獲得した。デヂエ事業の売上高は、前年同期比19.9%増だった。
今後エージェント事業では、Webサービス実現に向けて秘書機能の提供に注力する。具体的には、「サイボウズ Office/AG」シリーズの後継バージョンを発売してユーザビリティーを向上させるとともに、他社との提携を強化するという。また「サイボウズ ガルーン」では、セキュリティ/ポータル機能の強化を予定している。
海外事業では「Share360」のダウンロード数と受注獲得数の増加を、デヂエ事業では「サイボウズ デヂエ」でナレッジを有効活用するための機能強化をそれぞれ図る。
新規事業としては、大量のメールを効率良く処理できるメール対応システム、「サイボウズ メールワイズ」を第2四半期(2003年5月〜7月期)中に発売する予定。
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