ノートPCメーカーの米WinBookは、今週にも799ドルの14.1型ノートPCを提供する。割引後の価格は699ドルとなり、同社によると最安値のノートPCになるという。
WinBook J4 730は、IntelのCeleron/2GHzチップを搭載し、画面は14.1インチ、メモリ容量は256MBで、20GBのHDDとDVD-ROMドライブを持つ。価格は、同社のパートナーで、チェーン店Micro Centerを運営するMicro Electronicsからの100ドル割引が実施された場合、699ドルとなる。この他、同社のウェブサイトでも購入が可能。WinBookでは、デスクトップからの移行や、2台目のPCを考えているユーザーをターゲットに売り込んでいく。
このところ、小売業でのノートPCの価格は継続的に下降しており、NPD Techworldによると平均価格は1300ドルという。販売台数の点ではいまだにデスクトップには及ばないものの、売り上げは安定して伸びており、メーカーにとっては重要な市場となっている。これにより価格競争が起こり、部品価格の低下も重なって、1000ドルを切ったものが登場しはじめている。
かつて、1000ドル以下のノートPCというと、12インチの画面など低機能部品を使っているイメージがあったが、WinBookは安価な部品を組み合わせて14.1型を実現した。より大きな画面やCD-ROM書き込み機能を求めるユーザーには、画面15インチ、CD-RW/DVD-ROMのコンボドライブを搭載しHDDが30GBのモデルを、割引前価格899ドルで提供する。
それでも、市場での競争は厳しい。Hewlett-Packardや東芝などが1000ドル以下でノートPCを提供しており、小売業者が割引きを実施した後では、価格はさらに安くなる。例えば、東芝の最新のノートPC、Satellite A15-S127では、2GHzのCeleronを搭載し、画面15インチ、CD-RW/DVD-ROMのコンボドライブ、メモリ容量256MB、HDDは30GBなどの特徴を持ち、割引前の価格で1049ドルだ。また、ウェブ直販のDellでは、Inspiron 1100を899ドル(送料を除く)から提供している。
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