NetIQ、システム管理ソリューション「AppManager」の新バージョン発表

WebBCN (コンピュータ・ニュース社)2003年06月09日 10時05分

 NetIQ(市原裕行社長)は6月6日、Windowsなど複数のサーバープラットフォームにおけるアプリケーション管理を行うシステムの新バージョン「NetIQ AppManager Suite 5.0J」を8月25日から出荷開始すると発表した。

 「AppManager」は、Windows、UNIX、Linuxベースの分散システム、アプリケーション、サーバーのインフラを管理、診断、分析することで、システムの性能と可用性を向上させる製品。物理的なハードウェアからOS、Microsoft Exchange、SQL Server、Apache Web Server、BEA WebLogic Server、Lotus Domino、Oracle、SAP R/3などを1つの統合コンソールで管理できるのが特徴。

 今回の新バージョンでは、

  1. Windows Server 2003でのサーティフィケーションを取得
  1. リモートサーバーを迅速に調査・診断する「AppManager Diagnostic Console」(診断コンソール)の新搭載
  1. Webインフラを中心としたUNIXアプリケーション監視のラインアップ拡充
  1. レスポンス監視の強化

 ――を図っている。

 「AppManager Diagnostic Console」は、これまで「AppManager」が障害検知の範囲までだったところを、解決段階まで踏み込むツールとしてダウンタイムを最小化し、リアルタイムでのリモート操作を可能にする独立動作のソフトウェア。エージェントは不要で、Windowsマシンに対応する。

 また、UNIXアプリケーションの監視については、今回からSolaris、Red Hat、HP-UX、AIXのApacheやIBM WebSphere(Solaris、AIX)、Oracle(Solaris、HP)などが対応可能となった。さらに「AppManager Response Time モジュール」を拡充することで、Webページの一連の動作を記憶、自動実行したり、パラメータ指定のURLチェック、障害切り分けなどを可能にした。

 価格は、「Diagnostic Console」が1インストールあたり25万円など。今月9日からベータ版をリリースし、出荷までの間にセールストレーニングや技術者トレーニングを開催する予定。

 今後も、同社はUNIX/Linuxアプリケーションサポートの拡充を図るとともに、製品の国際化を図るためローカル言語への翻訳を行い、将来的には1つの「AppManager」コンソールで言語混在環境をサポートしていきたい考え。

NetIQ

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