米NetApp、キャッシュアプライアンス用のIPv6対応OSを発表

ニューズフロント(CNET Japan特約)2003年06月04日 16時56分

 米Network Appliance(NetApp)は6月4日、同社のキャッシュアプライアンスNetCache用OSの新版、NetCache5.5を発表した。同OSはIPv6に対応し、データアクセス性能などを向上させたという。「Internet Content Adaptation Protocol(ICAP)対応ウイルススキャンソフトウェアや、ウェブフィルタリングソフトウェアと組み合わせることで、セキュリティも向上できる」(同社)

 同社は、OSをNetCache5.5にアップグレードすることで、以下のメリットが得られるとしている。

  • IPv6を利用したウェブキャッシング:フォワードプロキシおよびアクセラレーターから利用する際、HTTPを介してIPv6対応クライアント/サーバとの通信が可能
  • IPv4環境との共存:NetCacheの機能や性能を損なわず、IPv6対応が可能。これにより、URLフィルタリングソフトウェアと認証機能を組み合わせたアクセス管理や、ICAP対応サーバとの連動によるウイルススキャンを活用した既存のIPv4でのインターネットアクセスに加え、キャッシュサーバ経由のIPv6接続環境を1台のNetCacheで構築できる
  • 移行期における既存資産の有効活用:NetCache 5.5にアップグレードすればウェブキャッシングのIPv6機能が利用可能になるので、IPv4/IPv6の混在環境を最小限のコスト/労力で構築できる。IPv6対応は、NetCache 5.5の動作する全NetCacheプラットフォームが対象となる

 NetCache5.5は2003年6月初旬より利用可能とする。保守契約ユーザーは無償でアップグレードできる。

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