インフォシークは6月3日、ライコスジャパンが運営する総合ポータルサイト「Lycos」のサービスを、インフォシークに統合すると発表した。統合実施日は9月1日。それ以降はすべてのサービスを「infoseek」ドメインで提供する。
インフォシークでは統合の効果について、「1つのサイトで提供できるサービス/コンテンツの数が増えるため、多様なニーズを持ったユーザーが利用できるサイトを構築できる」と説明する。「訪問ユーザーの数が増えるため、広告主にとっても魅力ある広告媒体となる」(インフォシーク)
なお、インフォシークは2000年12月にインターネットショッピングモール「楽天市場」を運営する楽天グループの傘下に入っている。一方のライコスジャパンは1998年4月、米Lycosのライセンスを借り受ける形でインターネット総合検索サービスを開始し、2002年12月に楽天に買収され、同社の子会社となった。その後ライコスジャパンは収益基盤の強化を図っていた。「今回、ライコスジャパンの単月での黒字化のメドがついたことから、サービス統合を機にさらに経営の効率化を図る」(3社)とする。
インフォシークとライコスジャパンは9月の統合にあたり、6〜8月の3カ月間でサービスの調整を行なう予定。ライコス独自のサービスについては、インフォシークに移行し、両社共通のサービス/コンテンツについては、インフォシークに自動転送するという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」