Linuxソフトウェアベンダーの米Ximianは米国時間6月2日に、デスクトップパソコン向けのソフトウェアパッケージ、Ximian Desktop 2の最新版を発表した。
Ximian Desktop 2は、オフィススイートOpenOfficeのカスタマイズ版を含むほか、Windows搭載パソコンとネットワークへを共有できる機能を追加した。また、CD作成ツールを強化し、プリンタ設定用の新ツールを用意した。
Linuxはサーバでは広く普及しているが、ようやくデスクトップパソコンで利用が始まったばかりだ。
Ximianは、Windowsのルック&フィールをまねたLinuxを開発し、デスクトップパソコンのLinux普及を促進しようとする企業の1社。Ximian Desktop 2でも、WindowsのMy Computerフォーマットをまねたナビゲーションシステムを搭載している。
同社は独自の電子メールおよびPIM(personal information manager)プログラム、Evolutionを開発した。Microsoftの電子メールソフト、Outlookの競合製品となることを狙ったEvolutionは、米Sun Microsystemsなどから支持を得ている。
Ximianの共同設立者兼製プロダクトデベロップメント部門バイスプレジデントのNat Friedmanは、「法人顧客が多額の費用をかけることなく、効率的にLinux搭載デスクトップパソコンを導入し、使い慣れてくれることを目標としてXimian Desktop 2を開発した」と述べた。
Ximian Desktop 2は、来週よりXimianのウェブサイトでダウンロード可能にする。無償版には技術サポートやサードパーティソフトウェアが含まれない。99ドルの有料版ではインストールサポート、アップデート版の高速ダウンロードサービスを提供するほか、サードパーティのアドオンが多数用意されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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