世界3大コンピュータショウの一つである「COMPUTEX TAIPEI 2003」の新たな開催期間が9月22日(月)から26日(金)に決定した。台北世界貿易センター第一展示ホール、第二展示ホール、国際会議センターおよびA21多機能展示ホールで開催する。
「COMPUTEX TAIPEI 2003」は、当初6月2日から6日に開催する予定だったが、イラク戦争やテロ事件の勃発、PC調達のオフシーズンなどの影響を受けて世界経済が低迷しているのに加え、中華圏(中国、香港、シンガポール、台湾)においてSARSが爆発的に流行していることを受け、主催者である台北市コンピュータ同業協会(TCA)と外貿協会(CETRA)から開催期間を延期することが伝えられていた。
「COMPUTEX TAIPEI」は、台湾情報産業にとって研究開発の成果を世界に示す年1回の最も重要なイベントで、海外からの受注を獲得する最良の機会にもなっている。このため、「COMPUTEX TAIPEI」の開催延期は各社の仕入れ・販売・在庫計画や年間受注スケジュールに直接的な打撃をもたらすとともに、国内景気にも間接的な影響をもたらすことが懸念されていた。
また、海外のバイヤーからは、「COMPUTEX TAIPEI」が中止されると新製品の調達、商談の場がなくなることから、開催の要請、および迅速な会期決定を希望する声が寄せられていた。
こうした背景のもと、主催者は「COMPUTEX TAIPEI」の開催延期に対応するための緊急措置として、まず、本来の開催期間である6月2日から6日に台北世界貿易センターにおいて出展予定企業のカタログ展示会を開催し、その時点で台湾に来ている海外バイヤーに情報を提供することを決めた。
さらに、新たな開催期間について台湾の関係団体と調整し、最終的に、経済部からの支持と関係団体の協力を得て、9月22日から26日での開催を決定した。
今年で23回目となる「COMPUTEX TAIPEI 2003」には、すでに1100社余りが出展を申し込んでおり、2500個余りのブースを使用して展示を行う予定。
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