MicrosoftとAOL Time Warnerは29日、両社が広範囲におよぶ内容で合意に達したと発表した。この合意により、2002年1月にAOLのNetscape Communications部門がMicrosoftを反トラスト法違反で訴えた裁判は、MicrosoftがAOLに和解金7億5000万ドルを支払うことで取り下げられた。また、両社はデジタルメディアとソフトウェア配信で協力することとなったほか、AOLはMicrosoftのInternet Explorerブラウザの7年間の無料ライセンスを獲得した。
「両社にとって賢明なことを行うチャンスだ」とAOL Time Warnerの最高経営責任者(CEO)Dick Parsons氏は、報道陣との電話会議で述べている。
Microsoft会長のBill Gates氏も「これで昔の問題を忘れることができる。今回の合意で、いままでAOLと行ってきたブラウザ技術協力がさらに発展するうえ、新たなデジタルコンテンツ配信方法などの分野で協力を深められる」と電話会議で語った。
7億5000万ドルの和解金以外の、主な合意内容は以下の通り。
調査会社Gartnerによると、第1四半期に全世界のパソコンメーカーが出荷したパソコンのうち、55.8%はシェア上位5社以外によるのものとなっている。これらのメーカーは、29日の契約により、Windowsを注文するとAOLのCDを受け取ることになる。
「これはAOLにとって、非常に重要な契約だ」とIDCのアナリストRoger Kayは述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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