NTTデータ(青木利晴社長)は5月29日、モバイルECサイトの開設・運用に必要な機能を提供するASPサービス「kaidoki(かいどき)」を6月2日から提供開始すると発表した。初期登録料は30万円、月額利用料7万円から。
新サービスは、携帯電話(i-mode、J-sky、EZweb対応)専用の注文サイトで、消費者がカタログなどから選んだ商品の商品番号などを入力、あるいはプロモーションメールなどから直接注文した情報を、24時間365日自動で受け付け、会員情報を蓄積・管理するサービス。このほか、カテゴリーごとの商品、お勧め商品の紹介、リピータ顧客を囲い込むためのお得意様価格の設定、会員メールの配信などのプロモーション支援機能をもっている。
さらに、イベント会場などの状況を把握するための「映像配信機能」や、顧客を囲い込むための「java アプリ」を使ったサービスと組み合わせた提供も可能。ASPでサービスを提供することで、高額なシステム開発コストをかけずに容易にモバイルコマースサイトを立ち上げることができる。
カタログや雑誌、テレビショッピングなどで行われている商品販売における注文受付けツールとしての利用に適したサービスとなっており、商品の紹介は雑誌やテレビなどがもつ総覧性や訴求力を活用し、注文には携帯電話という身近なツールを活用するといった、それぞれの特性を生かした商品販売が可能となる。
これによって、消費者は、カタログや雑誌などから直接欲しい商品を携帯電話を使って手軽に注文でき、送られてきたメールの情報指示に従って簡単に商品を注文することができる。
同社では、このサービスの市場規模を500億円と想定し、今後、携帯電話の新機能を生かしたモバイルEC支援サービスを実現することで、03年度で導入企業数100社、売り上げ1億円、06年度には1000社、10億円を目標としている。
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