米マイクロソフトから企業向け会計ソフトSolomon 5.5登場

 米Microsoftは米国時間5月27日、中規模企業向け財務管理アプリケーションの新版、Solomon 5.5をリリースした。Solomon 5.5は、同社が2002年に買収した米Great Plainsの業務アプリケーションをアップデートしたもの。同製品のFinancial Series 、Project Series 、Service Series 、Foundation Seriesでは、プロジェクト費用を追跡する機能など、数々の新機能を追加したという。

 Solomonを手がけるMicrosoft Business Solutions部門は中小企業向け業務管理アプリケーションの販売に力を入れており、ドイツのSAP、米Oracle、米PeopleSoft、米Best Softwareなどと競合している。

 Solomon 5.5にはプロジェクト会計プログラムが含まれ、プロジェクト管理者が予算のほか、コンサルタントや臨時職員などの契約報酬を管理することができる。Microsoftによれば、「Solomon 5.5では、ビジネスコンサルティング企業、技術業務サービス業、卸売業、建設業などをターゲットとしている」という。

 注目すべき特徴は、米国防省契約監査局(DCAA)の監査対象となる政府機関下請け業者に向けた監査証跡機能を備えること。また、Project 2002やOffice XPをはじめ、小売向け業務アプリケーションなどのMicrosoft製品とシームレスに連携する。

 「顧客はSolomon 5.5を導入することにより、Microsoftの最新機能を利用して、重要な業務システムやアプリケーションを統合することができる」(Microsoft Business Solutionsのグループ・プロダクト・マネージャーのEric de Jager)

 Solomon 5.5は当面、米国とカナダで販売する。価格は1万2700ドルから。より小規模な企業に向けた廉価版のSolomon Standardは、4900ドルからとなる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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