日本IBMは5月28日、動作周波数最大1.2GHzの64ビットプロセッサPOWER4+を搭載するUNIXサーバ、IBM pSeries 615(p615)を同日より販売すると発表した。出荷開始は5月30日とする。価格は98万2200円から。
p615は、POWER4+プロセッサを最大2個搭載可能なエントリレベルのサーバ。最大メモリ容量16Gバイト、最大内蔵ハードディスク容量1.1Tバイト(ホットスワップ対応8個)、Ultra3 SCSI 2ポート、Ethernet 2ポート(1ポートはギガビット対応)、PCI-X 6ポートなど、「サーバとしての拡張性を備える」(同社)。きょう体は、デスクサイド型の6E3と、ラックマウント型の6C3の2タイプ用意する。対応OSは、AIX 5LおよびLinux。
同社の上位モデルで採用されている「オートノミック・コンピューティング(自律型コンピューティング)」向けの主要機能を搭載し、システム管理の自動化を図るという。例えば、すべてのシステムエラー情報を発生時点で把握し、最初のエラー発生時に再発防止対策をサーバ自身が行うFFDC(First Failure Data Capture)や、障害を事前に予測し該当部分を動的に切り離す機能(動的縮退機能)などを装備する。さらに、修理が必要なコンポーネントをサーバが通知する機能を備え、「システムダウンにつながる障害率が大幅に低減し、連続稼動を可能とする」(同社)。
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