NECシステムテクノロジー(高橋利彦社長)と日本IBM(大歳卓麻社長)は5月26日、中堅・中小企業向け「eビジネスシステム」の構築において協業することを発表した。
今回の協業は、日本IBMのビジネスパートナー戦略による事業拡大において、中堅企業マーケットのシェア拡大を目指し、中堅・中小企業向け事業戦略の推進に向けて両社が合意したもの。
具体的な目標として、NECシステムテクノロジーが提供するWebベースの商取引、マーケットプレース、コミュニティサイトなどのシステムを短納期で効率的に構築可能にする業務フレームワーク・ソフトウェア「eBizSolution」と、IBMのミドルウェアである、
──を組み合わせたeビジネスシステムの構築を推進していく。
「eBizSolution」は、日本の商慣習やビジネスフローに合ったeビジネスシステム構築で実績をもっており、業界標準技術を採用したIBMのミドルウェアソフトと組み合わせることで、より多くの顧客に対し短期間で質の高いeビジネスシステム構築を提供することが可能になる。
今後、両社は、協力してeビジネスシステム構築の推進および販売促進活動を展開し、信頼性の高い顧客に最適なeビジネスソリューションを提供していく方針。
なお、これを機に、NECシステムテクノロジーでは、社内においてIBMのミドルウェアに関する技術者の育成を推進し、03年中に100人を目標に同認定資格の取得に取り組む。一方、日本IBMでは、NECシステムテクノロジーに対して「WebSphere Application Server」、「DB2 UDB」、「Lotus Notes/Domino」に関する情報提供や技術支援を行う予定。
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