タカラとインデックスおよび松下電器産業は5月26日、3社がネットワークを活用したペット関連のコミュニケーションサービスの共同開発で合意し、検討プロジェクトを発足させたと発表した。プロジェクトの第一弾として、5月末から、犬語翻訳機「バウリンガル」を利用した遠隔コミュニケーションサービスの実証実験を開始する。
バウリンガルは、タカラ、インデックス、日本音響研究所が共同開発した製品。犬の首輪に付けた小型無線マイクから鳴き声を受信機に送信することで、文字やイラストによる犬との擬似コミュニケーションが可能。
今回の実験は、バウリンガルに加えて、携帯電話やサービス専用端末といった機器を用いることで、外出時や旅行時にも飼い主と自宅の犬との擬似コミュニケーションを可能にするサービスを開発しようというもの。
無線マイクと受信端末はタカラとインデックスが、顧客管理・認証・課金などに関するネットワークの運用は松下電器が担当する。実験結果を反映しながら、サービス利用料・操作性・機能などを、顧客となる飼い主(や愛犬)のニーズを見極めたうえで、年内のサービス開始を目指すという。
「今回のプロジェクトでは、松下電器のデジタルネットワーク技術・ノウハウと、玩具メーカーとして蓄積のあるタカラの企画・マーケティング力、およびインデックスの携帯電話コンテンツの企画、開発力を生かし、ネットワークを活用した新たな簡単・便利で楽しいサービスの開発をめざす」(3社)
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス