サン、統合オフィスツール「StarSuite 6.1」のベータ版を配布開始

ニューズフロント(CNET Japan特約)2003年05月23日 15時47分

 サン・マイクロシステムズは5月23日、StarSuite最新バージョンのプレビュー版「StarSuite 6.1 ベータ2」の無償配布を開始すると発表した。ユーザからフィードバックをもらうことで、完成度の高い製品の開発を目指すという。同社のウェブサイトでダウンロードできる。

 StarSuiteは、ワープロ、表計算、プレゼンテーション、図形描画ツール、ウェブ・パブリッシング・ツールなどで構成する統合オフィスアプリケーション。Microsoft Officeとの互換性を持ち、マルチプラットフォーム、マルチ言語へ対応する。

 なお、同プレビュー版には使用期間が2003年12月31日までという制限がある。2004年1月1日以降は使用できなくなる。

 StarSuite 6.1の主な新機能と機能強化点は、以下の通り。

  • PDF出力:Adobe Acrobatを使用せずに、StarSuiteファイルをPDF形式で保存、送信可能
  • マクロ記録:キーボードやツールバーなどによる繰り返しタスクの自動化
  • ソフトウェア開発キット:Java、C++、StarSuite Basic、OLE用APIのプログラミングツール、ドキュメンテーションツールなどで構成
  • XMLフィルタの設定:XSLTの指定により、様々な形式のXMLインポート/エクスポートが可能。2種類のXSLTを標準搭載
  • アクセシビリティ:全機能をキーボード操作で使用可能にし、代替入力デバイスにも対応する。障害者にも利用しやすくした。また、補助技術用APIも用意する。
  • Microsoft Officeファイルとの互換性の向上
  • OLE機能(Object Linking and Embedding)の強化

サン・マイクロシステムズのプレスリリース

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