スクウェア・エニックスは5月22日,2004年3月期(2003年4月〜2004年3月)の純利益が105億円となる見通しを明らかにした。同時に発表した2003年3月期の純利益(旧スクウェアと旧エニックスの合計)164億9300万円に比べ、36%減少する。売上高は同0.7%増の626億円、経常利益は同6.4%増の183億円を見込む。
合併前の2社の2003年3月期業績では、旧スクウェアが売上高402億8600万円で前期比9.9%の増収となった。純損益は、前期の165億5400万円の赤字から140億7400万円の黒字に転換した。営業利益は前期比129.6%増の125億9400万円、経常利益は同213.8%増の127億6000万円で、各利益ともに創業以来の最高益を記録した。
この原因として同社では、全世界におけるゲームソフトの総出荷本数が前期比255万本増の1047万本となったことを挙げている。また利益面に関しては「前年度より行ってきた経営改革が功を奏した」(同社)結果だという。
一方の旧エニックスは、売上高が前期比11.9%減の218億7700万円、営業利益は同37.8%減の46億300万円、経常利益は同37.9%減の46億5200万円、純利益が同43.4%減の24億1900万円となった。プレイステーション2用ソフト「スターオーシャンTill the End of Time」の売上げが伸び悩み、ゲームガイドブックの販売も不振だったことが主な理由としている。
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