日本IBM(大歳卓麻社長)は5月22日、デスクトップPC製品の新ブランド「ThinkCentre(シンクセンター)」の第一弾として、「ThinkCentre S50」、「同 A50」の2機種31モデル、および「ThinkCentre M50」、「同 A50p」のカスタマイズ専用2機種を6月3日から順次販売すると発表した。IBMダイレクト価格は9万2800円から。
新製品は、HDDデータ復旧ソフトの最新版「Rapid Restore Ultra(ラピッド・レストア・ウルトラ)」やユーザー自身による問題解決をサポートする「Access Support(アクセス・サポート)」などを全モデルに導入したことが特徴。
「Rapid Restore Ultra」は、ハードディスクの内容を隠し区画にバックアップしておくことで、基本ソフトが立ち上がらないといった万一のトラブルの際に、短時間で復旧できるソフトウェア。現行のRapid Restore PCと比較して、操作画面などをわかりやすくした。
また、セキュリティチップとIBM Client Security Softwareの組み合わせなどによって、さまざまなセキュリティソリューションを提供する。さらに、ツール・フリー・デザインを採用し、ドライバーなどの道具を使うことなく、ボディカバーの開閉や各種コンポーネントの着脱が可能になった。拡張や保守を容易に行うことができる。
「Access Support」では、PCに導入されたソフトウェアとインターネットを相互活用して、「自動ソリューション」、「特定プログラムと設定のバックアップおよび復元」、「システム情報の表示」、「日本IBMからのメッセージ表示」といったメニューでユーザーをサポートする。
今回発表した「ThinkCentre」によって、昨年11月に発表したPC事業戦略 「Thinkストラテジー」に基づくPC製品のラインアップが完成したことになる。「Thinkストラテジー」は、ユーザーが意識することなく安全、容易にPCの操作や管理ができることを目指したもの。
なお、同社ではノートPC「ThinkPad」の新製品として、全モデルにセキュリティチップを搭載した普及機種「ThinkPad R40」と、入門機種「ThinkPad R40e」の2機種17モデルも22日から販売する。IBMダイレクト価格は10万9800円から。
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