バイオメトリクス認証のネットマークスと、情報セキュリティシステムのイージーシステムズジャパンは5月21日、包括的な業務協力を行なうと発表した。ネットマークスの複合バイオメトリクス認証ソリューションに、イージーシステムズのデジタル著作権管理向けセキュリティシステムのezSecure Documentを組み合わせて、セット販売や追加販売を行う。
ネットマークスの複合バイオメトリクス認証ソリューションは、指紋、音声、顔などの生体情報とパスワードやICカードなど従来の認証方式を組み合わせたシステム。またezSecure Documentは、企業内で作成・利用されるドキュメントファイルを暗号化し、閲覧期間の限定や保存禁止などの利用制限を設定することで、組織や職位によって異なるファイル利用権限を与えられる。
両システムの組み合わせにより、複合バイオメトリクスで認証された人員のみが持つ利用権限に従い、特定ファイルへのアクセスが可能になる。また、監査証跡として必須となるアクセス履歴を収集・管理するため、「企業の機密情報、個人情報、著作物などを強力に保護できる」(両社)
両社は今後、情報セキュリティ分野において密接に連携し、「日本市場におけるシェア拡大とともに海外展開なども視野に入れ、ユーザーの幅広いニーズに対応した利便性と信頼性の高い製品を提供する」(両社)。なお、イージーシステムズでは今回の協業により、初年度で100社に販売するという目標を掲げている。
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