日本音楽著作権協会(JASRAC)は携帯電話機用の着信メロディに関し、2002年度に70億円以上の著作権使用料を徴収した。レッドスターが5月20日に明らかにしたもの。前年の38億円に比べ2倍弱に増え、1999年度に比べると20倍以上の金額に相当するという。ちなみに同社代表の松川政裕氏は、着メロ配信の発案者として知られる。
着信メロディの配信は、1997年にアステル東京が無料サービスとして始め、1999年にはNTTドコモが有料サービスを開始している。現在国内でダウンロードされる着信メロディは月間1億1000万曲以上で、全体的な市場規模は1500億円に達するとみる。
国内には100社以上の配信業者があり、月額100円〜300円でサービスを提供している。各業者はJASRACに1曲当たり5円の著作権使用料を支払い、JASRACがそれを著作権者に分配する。
なお5月21日にはJASRACが正式発表を行い、ダウンロード回数が多い楽曲名などを公開する。
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