NTTデータ、日本ネットワーク・アプライアンス、日本オラクル、NTTデータ先端技術は、Linuxを用いたネットワーク接続型ストレージ(NAS)とデータベース管理ソフトで構成したシステムに関し、4社が提携プロジェクトを開始すると発表した。総所有コスト(TCO)の削減と、対投資利益率(ROI)を高めたシステムを顧客に提供するのが狙い。
NASはネットワークに直接接続して使用するストレージで、機器内にストレージの制御機能を備える。LANなど既存ネットワークへの直接接続が可能で、ネットワーク上のパソコンから容易に利用できる。ネットワークの高速化・低価格化に伴い、大規模システムへの普及が進んでいる。
4社の提携事業推進に伴い、NTTデータの茅場町タワービル内に「共同検証センター」を設置する。Linuxと、データベース管理ソフトに日本オラクルの「Oracle9i」および「Real Application Clusters」、NAS機器に日本ネットワーク・アプライアンスの「NetApp Filer」を組み合わせ、同検証センターで評価を行なう。
なお各社は今後、対象システムを様々なシステムに応用し、適用範囲を拡充していく予定。自社製品を通じてNASの優位性を市場にアピールし、販売拡大を目指すという。
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