シャープ、さらに機能強化を図った「Linuxザウルス」を発売

WebBCN (コンピュータ・ニュース社)2003年05月19日 10時26分

 シャープは5月16日、パーソナルモバイルツール「ザウルス」の新製品としてLinuxOS、3.7型高精細VGA表示のシステム液晶、本格的なモバイルキーボードを搭載した「SLC-760/750」の2モデルを開発、5月24日から順次発売すると発表した。昨年暮れにスタートさせたLinuxザウルス(SL-700)の基本コンセプトを継承、さらに高性能化を図った。

 主な機能強化点は、

  1. 最新CPU(インテルXScale)を搭載、動作メモリを64MBと倍増、アプリケーション起動速度を2倍に高速化
  1. ビジネス用途に必須のワープロ、表計算、メール、ブラウザに加えプレゼンテーションソフトも標準搭載
  1. 無線LANカード、NTTドコモの定額通信サービス「@FreeD」など多彩な通信手段に対応するとともに、VPN対応も図り、セキュリティを確保
  1. マルチメディア機能も充実

 ――など。

 「SLC-750」は5月24日発売、6万円前後の実売価格を想定している。

 上位モデルの「SLC-760」は、基本性能は同じだが、約8時間30分連続駆動できる大容量リチウムイオン充電池を標準搭載(C750は約5時間)、学研の電子辞書標準搭載などを図っており、6月21日発売。価格は約7万前後を想定している。

シャープ

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