米Oracleが来週、営業支援アプリケーション「Oracle Proposals」のアップデート版を発表する予定。
同社によると、Oracle Proposalsは、顧客ごとにカスタマイズされた営業提案の作成を支援するプログラムで、Oracle Sales 11.5.9と同時に出荷される予定という。Oracle Proposalsでは、営業提案の結果を追跡することも可能で、これによりユーザーは提案の効果を計ることができる。
Oracle Salesの新版では、テレマーケティング、価格見積り、コミッションの追跡用プログラムなど、Oracle Salesのほかのコンポーネントもアップデートされる。
Oracle Salesは、Oracleの顧客関係管理(CRM)アプリの1種。同社はCRM ソフト市場でSiebel Systems、SAP、PeopleSoftらとシェアを争っている。かつて好調だったCRMソフト市場も、不況により各企業がIT投資を削減した影響で、過去2年間に急激に落ち込んだ。CRMアプリのメリットを疑問視するレポートが相次いで出されたことも、市場回復の足枷となった。
Oracleはアプリケーションビジネスの拡大に力を入れてきた。現在同社はCRMに加え、会計、生産、人事向けのプログラムを販売している。かつてOracleはアプリケーション部門を、将来の成長の原動力と位置付けていたが、実際は利益の大半をデータベース管理ソフトの売上げに依存しているのが現状だ。Oracleは、今年中にアプリ部門が回復するとの見通しを示したが、未だ際立った回復の兆しは表われていない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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