NECシステムテクノロジー(高橋利彦社長)とミラクル・リナックス(藤城 薫社長)は5月13日、1台のサーバーやパソコン上で複数のOSの稼動を実現する仮想マシンソフトウェア「VMware」について、マーケティング活動および技術共有を共同で行い、Linux市場における「VMware」拡販を推進することを発表した。
今回の提携は、
──を組み合わせたソリューション提供の拡大を図ることが目的。
具体的には、NECのサーバー「Express5800」上で、ミラクル・リナックスの「MIRACLE LINUX」と「VMware GSX Server」、「VMware Workstation」を組み合わせた実用レベルの動作検証とチューニングを共同で実施し、問題なく動作 することを確認。この検証結果に基づき、「VMware」を活用してLinux環境とWindows環境を統合するなど、システム運用やソフトウェア開発の効率化を可能とするソリューションおよびサポートサービスを提供していく。
また、NECシステムテクノロジーとミラクル・リナックスが協力し、Linuxを活用した案件の相互紹介や技術情報の共有を行うほか、共同セミナーの開催や展示会での協力といったマーケティング活動および販売促進活動を推進する予定。その一環として、5月21−23日に東京ビッグサイトで開催される「LinuxWorld Expo/Tokyo 2003」において「Express5800」+「MIRACLE LINUX」+「VMware」の組み合わせによるデモを実施する計画。
今回の協業によって、NECシステムテクノロジーでは、エンタープライズLinuxのサーバー市場で4割近いシェアをもつ「MIRACLE LINUX」を活用して、Windowsサーバーの統合が可能となるため、基幹システムにおける「VMware」の適用拡大を実現していく考え。
一方、ミラクル・リナックスでは、「Express5800」サーバー上における「MIRACLE LINUX」とOracle9iデータベースのビジネス拡大を目指す。
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