日本IBMは5月7日、同社の64ビットプロセッサ「POWER4+」とキャパシティーオンデマンド(CoD)機能を搭載するUNIXサーバ「pSeries 690」「同670」「同655」を発表した。「POWER4+によって、処理能力が最大約65%向上する」(同社)としている。
新型サーバが搭載するCoD機能は2つある。1つは、必要に応じてプロセッサの追加・停止を可能にするプロセッサーOn/Off CoD機能。もう1つは、予備のメモリ機構を導入しておき、必要時に4Gバイト単位でメモリを増強できるメモリーCUoD機能である。IBMは、「当社が提唱するe-ビジネス・オンデマンドをハードウェアで実現するための機能」と説明する。
pSeriesは自己修復機能を備えているため、サーバはシステムエラー情報を発生時に把握し、再発防止の対策を自動的に行える。またpSeriesはパーティショニング技術「LPAR (Logical Partitioning:論理区画)」を採用するが、p690では従来の2倍の区画である最大32区画に増強している。
各製品の概要は以下の通り。
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