楽天、個人でも簡単に利用できる仮想販売代理店システムを開始

WebBCN (コンピュータ・ニュース社)2003年05月07日 10時15分

 楽天(三木谷浩史代表取締役会長兼社長)は5月6日、仮想販売代理店システム「楽天アフィリエイト」を5月1日からスタートしたことを発表した。

 「楽天アフィリエイト」は、個人ホームページやEメールなどで「楽天市場」の商品紹介をすると、販売代理店のように紹介報酬が得られるというもの。具体的には、「楽天市場」で買い物をしたユーザーを始めとする利用者が、購入した商品や購入したいと注目している商品を紹介すると、その報酬として「楽天スーパーポイント」を付与する。

 これまでもインターネット上に、楽天を紹介するアフィリエイトプログラムは存在していたが、紹介者のターゲットがサービス事業者を中心としていたため、その利用手順はインターネットに詳しい上級者向けのものとなっていた。

 今回のシステムは、楽天が関連会社のトラフィックゲート(小宮山 晋太郎社長)と共同で開発。「楽天市場」のお買い物サービスと連動した機能を備え、

  1. 「楽天市場」の楽天会員IDが利用可能
  2. 無料日記サービス「楽天広場」で、商品を簡単に紹介できる
  3. 過去の自己購入履歴から商品を選択し、簡単に紹介できる(夏以降予定)

 ――など、一般消費者でも簡単に使えるサービスとしている。

 「楽天市場」出店者にとっては、裾野の広い消費者による参加が見込め、とくにユーザーが「楽天市場」で購入した商品をそのまま紹介することもできるため、口コミマーケティングを期待できる。

 このほか、

  1. 完全成果報酬の広告掲載で、リスク無く効果的な宣伝が可能、
  2. 報酬は「楽天市場」内でのみ利用可能な「楽天スーパーポイント」であるため、リピーターの拡大が期待できる
  3. 成果報酬の料率は1%以上で自由に設定できるため、他店より高い料率を設定することで、差別化が可能

 ――などのメリットがある。

 同社では、「楽天アフィリエイト」によって、「楽天」の紹介サイトをさらに拡大し、楽天全体の売り上げ向上を目指す考え。

楽天
「楽天アフィリエイト」

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