ターボリナックス(矢野広一社長)は、「Turbolinux Enterprise Server 8 powered by UnitedLinux(TLES8)」製品の新ラインアップとして、「IBM e server zSeries/iSeries/pSeries(zipSeries)」対応版を発売した。日本IBMの全額出資子会社であるエンサイクロソフト(本社・神奈川県、藏 信行社長)を通じて5月12日から出荷開始する。
「TLES8 for zipSeries」は、セキュリティアナウンス、アップグレードも含むメンテナンスサービスが充実しているのが特徴で、02年に発表した、ターボリナックスとSuSE Linux AGとの包括的な共同開発およびマーケティングなどの提携によって実現した製品。
同製品の発売によって、ターボリナックスの「UnitedLinux」ベースのディストリビューションは、「IBM e server」全製品に対応することになり、今後、すべての「IBM e server」上において「TLES8(同一OSおよびバージョン)」を利用することが可能になる。
ユーザーは、プラットフォームの違いを意識せず、統一されたオペレーション環境でのシステム構築および運用が可能になるほか、IBMハードウェアと組み合わせることで、Linuxの拡張性と柔軟性はそのままに信頼性と堅牢性を最大限に高めることができるため、ミッションクリティカルなシステム環境にも最適なシステムを構築することができる。
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