電子メールを使った手軽な決済が受けて、多くのネットユーザーに利用されているPayPalは、最も人気の高いオークションサイトeBayに買収され、現在同社の傘下にある。そのPayPalが、アダルト向け商品の売買代金決済に関わる方針を改めたため、今後はeBayやその他のサイトでの同種の商品購入への支払いにPayPalのサービスを使えなくなるという。
PayPalの利用者は、5月13日以降、オンライン上の画像やストリーミング・ビデオなどの無形のアダルト商品への支払いに、PayPalのサービスを使えなくなる。また有形の商品については、6月13日より同様の処置が取られる。
今回の方針変更は、費用便益の分析を行った結果を反映したもので、法的・同義的な問題への考慮から出たものではないと同部門の広報担当者は説明している。PayPalは、ギャンブルに関連した代金決済処理に関して、現在米検事局から告訴されている。同社が非合法な活動に結びついた決済処理を行っているとして、そのような行為を禁じたPatriot Actに抵触するとの告発を受けたためである。
eBay全体に対するPayPalの貢献度は高く、先週発表された決算で業績予測を上回った同社は、PayPal部門からの収益を一因として挙げていた。
なお、eBayでは、同社の運営するオークションサイト内の成人向けカテゴリーに対する制限を設ける計画はないとしている。
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