SCO Groupは4月29日、同社のSCO UNIXやLinuxベースのソフトウェアをWebサービス対応にするためのフレームワークであるSCOx Frameworkを発表した。Webサービスとは、インターネットを介して異なるコンピュータ同士でビジネスデータのやりとりを行う手段を提供するもので、MicrosoftやIBMによって関連規格の提案が行われている。同社は、UDDI(Universal Description, Discovery and Integration)やSOAP(Simple Object Access Protocol)といったWebサービス標準をサポートしていく計画だ。またSCOx framework上で、.NETやJ2EEによって開発されたアプリケーションを両方とも走らせることを可能にするという。
SCO Groupは、AT&Tによって培われたUNIXの知的所有権を保持している会社で、2002年にCaldera Internationalから名称して現在に至る。先日はIBMに対し、UNIXの知的所有権を侵したとして10億ドル規模の訴訟を起こしたばかりだ。
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