KDDI、コンテンツプロバイダを対象としたDRMシステムのトライアル

ニューズフロント(CNET Japan特約)2003年04月28日 12時31分

 KDDIは4月25日、コンテンツプロバイダなどを対象にしてDRM (Digital Rights Management:デジタル著作権管理) システムのトライアル開始すると発表した。実施期間は同日より9月30日まで。モニターは6月30日まで募集する。参加には、企業、学校、公的機関などの各種団体で、ウェブサイトを運営し、インターネットで公開していることが条件となる。参加料は無料。

 DRMはデジタルコンテンツの不正な流通・複製を防止するための技術。コンテンツを暗号化し、ライセンスを受けた使用者だけにコンテンツの再生をできるようにする。今回KDDIが構築したDRMシステムは、MicrosoftのWindows Media Rights Managerをベースとしたもの。ウェブサイトに、KDDI提供のモジュールを組み込むことで機密性の高い購入サイトが実現するという。

 同システムの主な特長は、

  1. 既存サイトにモジュールを組み込むだけで購入サイトの構築が可能
  2. コンテンツ再生条件 (回数・有効期間) を自由に設定可能
  3. KDDIの決済ゲートウェイサービス「PayCounter」と連携させ、コンテンツの保護と課金を一体して提供できる

 なお、同トライアルの第1号モニターとして、ジャジャ・エンタテインメントとソフトバンク・メディア・アンド・マーケティングが協力し、サッカーの試合を5月1日より配信する。視聴料金は月額800円となる。

KDDIのプレスリリース

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