パイオニアが2003年3月期(2002年4月1日〜2003年3月31日)の決算を発表した。連結営業収入は7123億円で、前年度の6621億円から7.6%増加した。営業利益は359億円で前年度の213億円と比べて68.6%増加。純利益は161億円で、前年度の80億円から99.8%も急増した。
家庭用エレクトロニクス事業の売上高は前年度比6.2%増の2287億円。国内では家庭用DVDレコーダーが伸び、特に大容量HDD搭載モデルの人気が高まった。プラズマディスプレイや家庭用電話機の収入も伸長した。その一方でミニコンポーネントオーディオ機器の収入は減少した。
カーエレクトロニクス事業は前年度比9.1%増の2811億円。国内では、HDD型、DVD型のカーナビがともに順調に推移した。海外では、カーオーディオ製品が伸びた。特許関連事業における特許料収入は、パソコン需要の低迷などが影響し、前年度比28.5%減の126億円となった。有機ELディスプレイを含むその他に事業は前年度10.8%増の1899億円。
パイオニアは2004年3月期の見通しについても明らかにした。営業収入は前年度比7%増の7600億円、営業利益は同14%増の410億円、純利益は同24%増の200億円と予測でする。
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