米連邦地裁は24日、電話会社の米Verizon Communicationsに対し再度、ファイル交換ソフト「KaZaA」を使ってネット上でダウンロード可能な音楽ファイルを提供したとされる匿名のインターネット接続サービス加入者の身元を米国レコード工業会(RIAA)に開示するよう命じた。今回の判決は今年2月にRIAAが提出したVerizonに対する2通目の召喚状を受けたもので、Verizonは召喚状は憲法上の根拠を欠くとして開示を拒んできた。今回の判決についてVerizonのシニアバイスプレジデントJohn Thorneは、全てのインターネットユーザーがID泥棒やストーカーなどの被害に遭う危険にさらされることになるとし、今後も加入者のプライバシー保護に向け引き続きあらゆる法的手段を講じていくと述べた。
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