調査会社Canalysが発表した調査結果によると、第1四半期のヨーロッパ、中東、アフリカのハンドヘルド機器全体の市場は、前年同期比で125%成長しているという。この成長は主に、音声通話用の電話機にハンドヘルドコンピュータ機能を搭載したスマートフォンの売上の伸びによるもので、スマートフォンの今年の売上は従来のハンドヘルドコンピュータを越える勢いだという。
同調査結果によると、Symbian OSを搭載したスマートフォンの第1四半期出荷台数は、前年同期比8倍の約80万に達した。Hewlett-PackardやDell Computerなどが販売しているWindows CEベースの機器の出荷は約37万ユニット。一方、Palm OSを搭載した機器の出荷台数は約28万ユニットで、Palm OSはモバイルOSとしては第3位に転落した恰好となった。Canalysでは、今週PalmからTungstenとZireモデルが発売されれば、Palm OS搭載機器のシェアは増えると見ている。
Palmは現在でも、データ通信中心のハンドヘルド機器メーカーとしては最大で、ハンドヘルド機器全体では市場シェア15%となっている。ハンドヘルド機器全体のトップはNokiaで、市場シェア42%を占めている。
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