石油業界大手のBPが、Hewlett-PackardからLinuxベースのItanium 2サーバによるクラスタシステムを購入したことが分かった。今回BPが購入したのは、HP rx5670サーバ259台で、それぞれが4プロセッサのItanium 2システムとなっている。クラスタシステム全体としては8000GBのメモリ空間を持っており、1秒につき4兆個の計算が可能だという。同社はこのクラスタシステムを使用することで、さまざまなデータから地表内部の立体モデルを作成し、埋蔵された石油を探すことに活用する計画だ。
いまIT業界は、スーパーコンピュータなどのコンピュータの高性能化に関する取り組みを積極的に進めている。4月22日にはIBMが、その前にはSun Microsystemsがそれぞれ人員や製品の拡充を表明している。調査会社のIDCによれば、この分野は2002年だけで47億ドルの売上があったという。
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