Nokia、M2M技術を用いたカメラを発表

 フィンランドのNokiaは、GSMネットワークを使って直接携帯電話に画像を送付できるObservation Cameraを発表した。全米で今年の夏に発表される予定で、価格は500ドル以下。

 新製品はSIMカードを挿入してダイアル機能を利用できるカメラで、AT&T WirelessかT-Mobileの携帯電話サービスと共に提供される。カメラ自体も携帯電話番号を持っておりM2M技術を用いた製品。

 M2Mは2年前に開発された技術で、マシン間が携帯電話網を介して直接やり取りできるというもの。マシンに携帯電話番号を持たせることで、修理など自動的に対応できるという利点がある。これまでのところ端末も利用者も限られているが、調査会社Wireless Data Research Groupでは2007年には280億ドル市場に拡大すると予測。Nokiaをはじめ、米Hewlett-Packardや米IBMなども積極的にM2Mを支援している。

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