「ナムコがセガに対して合併を申し入れた」と報道されたことを受け、両社はそれぞれ4月17日、同報道を認めるコメントを発表した。
ナムコは、「報道されたように、弊社からセガに対し正式に合併を申し入れていることは事実」とし、次のように説明している。
「長年ライバルとして競争しあい、アミューズメント業界をけん引してきた両社が、すべての事業分野において力を合わせることが最大の統合効果を発揮し、業界の発展にも寄与すると考え、合併の申し入れをした」(ナムコ)
なお、ナムコとセガは2001年9月20日からアミューズメント事業分野で包括業務提携を結んでいる。また両社は2002年から、全体統合に向けて交渉を進めていた。しかしこの交渉は、セガの希望により一時中断していたという。
セガも、「ナムコから弊社に対し、合併を前提とした申し入れがあったことは事実」とし、報道を認めた。しかし、同社はパチンコ・パチスロ機器メーカーであるサミーとの事業統合を検討している段階。同社では、「今回のナムコからの申し入れ内容も含め、取締役会等において慎重に議論・検討を進めていきたいと考えている」と答えている。また、「(本件に関する)具体的な日程などは決まっていない」(セガ)としている。
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