米Microsoftは米国時間4月15日、2003年度第3四半期(03年1月〜3月期) の決算を発表した。景気停滞や企業のIT支出が抑制される中での堅調な業績となっ た。
売上高は78億4000万ドルで、前年同期の72億5000万ドルから8%増加。しか し前期の85億4000万ドルと比べると減収になった。純利益は27億9000万ドルで、 前年同期の27億4000万ドルから増加。また営業利益は、前年同期の33億ドルから 13%増加し、37億2000万ドルとなった。
1株当たり利益は26セントで、前年同期は49セントだった。ただし同社は昨年1月、1株を2株とする株式分割を行っている。当期と同じ条件にした場合、前年同期の1株当たり利益は約25セントとなる。
ちなみにアナリストは、売上高を77億〜78億ドル、1株当たり利益を24セン ト、営業利益は34億〜35億ドルと予測していた。
Microsoftの最高財務責任者(CFO)のJohn Connorsは、「厳しい状況ながら、堅調な売上 と営業利益を確保することができた」と語る。また同氏は第4四半期と通期につ いて、「慎重ながらも楽観的」との見方を示した。
Microsoftは今後6カ月で複数の企業向け製品をリリースする予定だ。Connorsは「(これらの製品が)厳しい環境を生き延びていくために必要な資本をもたらしてくれる」と語る。
同社は今後の見通しとして、2003会計年度第4四半期の売上高が78〜79億ドル、営業利益が31〜32億ドル、1株当たり利益が23セント〜24セントと予測。2004会計年度通期は、売上高が331〜338億ドル、営業利益が148〜151億ドル、1株当たり利益が1ドル4セント〜1ドル6セントの範囲と見込んでいる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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