博報堂、アサツーディ・ケイなどが出資するインターネット広告のメディアレップであるデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)は4月15日、2003年11月期第1四半期(2002年12月1日〜2003年2月28日)の決算を発表した。同社は、同四半期決算会計期間の期首を取得日とみなしてアド・マーケットプレイスの株式を追加取得し、子会社としたため、今期から単体・連結ベース両方で決算を行なう。
単体ベースの場合、売上高は17億6383万円となり、前年同期と比べて60.3%増加した。これは取引先の博報堂、アサツーディ・ケイからの売上増加によるもの。営業利益は、前年同期の損失6655万円から8431万円増加し、1776万円となった。この結果、売上高営業利益率は1.0%となり、前年同期のマイナス6.1%から7.1ポイント上昇した。経常損益は、前年同期は7954万円のマイナスだったが、当期は2761万円の黒字に回復した。
連結ベースの場合、売上高は17億7550万円、営業利益は1869万円、経常利益は2509万円となり、売上高営業利益率は1.1%となった。
同社は市場環境について、「国内の景気低迷や金融市場での落ち込み、イラク戦争などの影響で、経済環境は好転の兆しが見えない」と述べている。しかし、「ブロードバンド利用者の拡大に伴い、インターネット広告の需要は着実に回復・拡大の兆しを強めている」(同社)という。
DACの2003年11月期第1四半期決算・単体ベース(PDF形式)
DACの2003年11月期第1四半期決算・連結ベース(PDF形式)
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