America Onlineは15日、大量のスパムメールを同社の会員に送りつけた個人と企業を相手に、合計1000万ドルの損害賠償と、スパム送信を禁じる裁判所命令を求める5つの訴訟をバージニア州東部地区連邦地裁に起こしたと発表した。AOLは、スパム蔓延を放置していると会員から繰り返し批判を浴びていたことから、今回のスパム業者に対する訴訟に踏み切ったものと見られる。
AOLによると、被告側は10億ものスパムを会員に送りつけたとされ、800万件の苦情が寄せられたという。AOLは2002年4月にもスパム業者を相手に訴訟を起こし、巨額の罰金とスパム送信の停止を勝ち取ったことがある。
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