松下電器産業は同社の「ブロードナウ」のOSとして、米MontaVista SoftwareのMontaVista Linuxを採用した。MontaVista Softwareの日本法人モンタビスタソフトウェアジャパンが4月15日に明らかにしたもの。
ブロードナウはハードディスク機能を備えたブロードバンドTVチューナー。ブロードバンドルーターやハブ、テレビの地上放送アンテナ、テレビと接続することで、地上波放送やブロードバンド放送をテレビで楽しめるようになる。
一方のMontaVista Linuxは組み込み用のLinux OSで、携帯電話、セットトップボックス(STB)、PDA(携帯情報端末)、パーソナル・ビデオ・レコーダー(PVR)、インターネットラジオ、VoIPといったモバイル機器/家電製品向けのもの。「リアルタイム性能とネットワーキング機能を備えた高性能/低消費電力のOSで、『ブロードナウ』のような先進の機器に要求される高度な機能をサポートする」(モンタビスタ)。
なお、MontaVistaは3月に、商用Linuxとクロス開発環境をセットにしたMontaVista Linux Consumer Electronics Edition(CEE)の出荷を始めている。CEEは、携帯電話、高解像度デジタルTV、STB、テレマティックスといった機器に向けた製品。モンタビスタでは、「より広範なアプリケーション開発を目的としたMontaVista Linux Professional EditionとCEEの2製品で、組込みOSとしてのオープンスタンダードを目指していく」としている。
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