サンフランシスコで開催中のRSA Conference 2003において、ハイテク各社が企業ITインフラストラクチャを保護するためのセキュリティ製品を明らかにした。
VeriSignは、公開鍵インフラ(PKI)暗号を用いた自社のセキュリティサービスを通じて、Webサービスアプリケーションにセキュリティ機能を追加するゲートウェイソフトウェアを発表する。このゲートウェイソフトウェアは、同社とIBM、Microsoftが共同で策定したWebサービスセキュリティ仕様、WS-Securityに準拠する。
米Netegrityと米Business Layersは、共同でXMLベースの新製品を披露する。顧客企業のWebサービスのセキュリティを高める製品だという。社内外のシステムやデータを利用する従業員へのアクセス権割り当てを自動化し、中央管理する。
日立と三菱電機の半導体合弁企業の米国子会社であるRenesasは、米RSA Securityと共同開発したRSA SecurIDのデモを行う。RSA SecurIDは切手サイズのカードで、企業ネットワークに接続する携帯機器向けにセキュリティ機能を強化する。
Hewlett-Packard(HP)は、Linux搭載サーバのセキュリティを高めるHP Firewall/VPN Server: Check Point Editionを発表する予定だ。そのほか、サーバのセキュリティインストールを簡素化するツールInstall-Time Security for HP-UX 11iや、セキュリティキーの設定と管理を行うツール群HP Atalla Secure Configuration Assistantを披露する。
ちなみに、最近は完全なITセキュリティパッケージを求める企業が増えており、セキュリティ担当者は外部委託業者を整理する傾向にある。これには、相互操作性の障害を削減するという狙いもある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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