米Hewlett-Packard(HP)は10日、カナダのトロントにある同社の技術サービスセンターに勤務する従業員の中に重症急性呼吸器症候群(SARS)に感染した疑いのある者が現われたことを受け、同センターの従業員およそ200人に自宅待機を命じていることを明らかにした。SARSは肺炎の一種で、10日現在で世界保健機関(WHO)に2781件の発症が報告され、死者は111人に上っている。これまでもSARSはアジアを中心にハイテク業界に様々な形で影響を及ぼしてきたが、北米のハイテク企業が被害に遭ったケースはおそらく今回が初めて。HPは今のところ業務に支障は出ていないとしている。
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