日本IBMは4月9日、同社のUNIXサーバ、IBM eServer pSeriesの価格を最大約50%引き下げると発表した。64ビットプロセッサPOWER4+を搭載する中小型モデルが価格改定の対象となる。
同社は価格見直しを行った理由を、「厳しい経済環境の中で、効率的なIT投資を望むユーザーのニーズに応えるため」と説明する。「価格競争力を高め、他社製品やIBM旧製品からの買い替え需要を喚起することで、UNIXサーバ市場における市場シェア拡大する」(同社)
また日本IBMは同日、エントリーサーバ、動作周波数1.2GHzのPower4+を搭載するpSeries 630(p630)も発表した。同サーバの価格も、従来の価格体系より約50%低い261万円からとする。
p630は、自律型コンピューティングのための主要機能や、自己修復機能を備えているため、システムダウンにつながる障害率を大幅に低減できる。また、「少ないプロセッサ数で高性能を発揮できるので、プロセッサ数によってライセンス料金が異なるソフトウェアを利用する場合など、高いROI(投資回収率)を見込むことができる」(同社)。
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