インテル(ジョン・アントン社長)、Jストリーム(白石 清社長)、日本ヒューレット・パッカード(日本HP、高柳 肇社長)、NTT東日本(三浦 惺社長)、マイクロソフト(阿多親市社長)の5社は4月8日、ブロードバンド向けライブストリーミング配信において技術協力することを発表した。
具体的な取り組みとして、商用網において日本初の「Windows Media 9 シリーズ 5.1ch対応高精細動画ライブ配信」を4月16日に実施する。このライブ配信は、コンサート、スポーツイベントなどのライブ配信のニーズがあるコンテンツプロバイダ向けのサービスとしてJストリーム、日本HP、マイクロソフトの3社が02年12月3日にサービスの開発を発表したもの。
デジタルコンテンツの再生、配信ができる次世代デジタルプラットフォーム「Windows Media 9シリーズ」と、次期WindowsサーバーOSの「Windows Server2003」によって、ブロードバンド環境のPCユーザーや大型スクリーンをもつミニシアターなどの商用施設に対して、臨場感溢れるライブコンテンツの提供が可能になる。
今回は、新たにフレッツサービスを提供するNTT東日本および半導体メーカーのインテルの2社が参加し、合計5社で同ライブ配信において、共同の技術開発、ライブストリーミングの市場開拓を行っていくことで合意した。
4月16日のライブ配信では、ユニバーサルミュージック、ワンダーシティの協力により、東京オペラシティコンサートホールで開催される音楽家・久石譲氏のコンサートを、抽選で選ばれたブロードバンド環境ユーザー向けにライブストリーミング配信する。コンサートでは、アニメ映画「千と千尋の神隠し」のテーマ曲などの演奏や、世界初の試みであるピアノと10人のチェリストによる共演を行う。
また、5月中旬からこのコンサートのダイジェスト版をマイクロソフト「デジタル・エブリデイ Windows XP」Webサイト(http://winxp.jp)およびNTT東日本フレッツユーザー専用Webサイト「フレッツ・スクウェア」(http://www.flets)において、期間限定でオンデマンドストリーミング配信を実施する予定。
今後、各社は、共同の技術開発や市場開拓などの活動で得られる技術情報およびノウハウを活用し、ストリーミング配信分野での各種サービスの提供を行っていく。
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