米ヤフーが検索サイトを一新、グーグルとの提携は継続

 米Yahooは米国時間4月7日、検索サービスのYahoo! Searchを一新し、同日からサービスを開始した。新しいYahoo! Searchはシンプルなデザインと、関連性の高い検索結果や広告提供などが大きな特徴だ。

 Yahoo! Searchでは検索入力ボックスを拡大すると同時に、「Web」「Directory」「News」「Yellow Page」「Image」などのタブメニューが追加され、使い勝手が向上している。さらに検索結果では、「さらに関連性の高い情報を表示する」(Yahoo)という。

 例えば、フロリダ州パームビーチの気象情報を知りたい場合、「Palm Beach Florida」と入力すると、最初の検索結果ページに現地の気温などが表示される。あるいはユーザーが都市名、州、店舗名などを入力した場合、イエローページの住所と電話番号のほか、地図などの該当情報が表示される。また広告は、画像バナー/ボタンの代わりに、テキストのスポンサー広告が検索結果の右側に表示される。

 Yahooは3月にInktomiの買収を完了したため、強力な提携先でもあるGoogleから距離を置くだろうと噂されていた。しかし、今回の新サービスではGoogleの技術を採用する。Yahooのサーチ部門でバイスプレジデントを務めるJeff Weinerは「今後数カ月でInktomi技術をYahoo! Searchに導入することにより利益が期待できる」としながらも、Googleの代わりにInktomiの技術を取り入れるかについては、明言を避けた。

 「我々は柔軟性を最も重要視しており、単一の検索プロバイダへの依存度は減っている。3月にInktomi買収が完了したものの、検索技術の変更は時期尚早だ」(Weiner)

 調査会社の米U.S. Bancorp Piper Jaffrayによると、有料検索による売上高は今後4年間で70億ドルまで急増するという。ウェブ検索はサイト運営会社にとって欠かせない機能となっており、あらゆる分野のサイト運営者がウェブ検索による利益を得ようと、有料広告のテキストリンクをナビゲーションエンジンやウェブページに追加している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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