日本IBMと東芝は4月7日、ブレードサーバ「IBM eServer BladeCenter」を利用した自律型コンピューティング環境の実現に向けて、両社が提携したと発表した。
自律型コンピューティングでは、システムダウンを回避する一連の作業を人手を介すことなくサーバ自身が行うため、企業はIT資源や投資を最適化できる。
提携のもと、両社はIBMのIAサーバー用システム管理ソフトウェア「IBM Director」と東芝の統合クラスタソフトウェア「DNCWARE ClusterPerfect」を連携させる。具体的には、IBM Directorのシステム監視・分析機能と、DNCWARE ClusterPerfectの計画・実行機能を組み合わせることで、監視・分析・計画・実行のループを作る。これにより、「ブレードサーバは自ら障害を事前に予測・察知して、対応方法を計画・実行できるようになる」(両社)。
まずは、東芝がIBM Directorに対応したDNCWARE ClusterPerfectの出荷を6月から開始する予定。両社は今後、これらソフトウェアとハードウェアを組み合わせた自律型コンピューティング環境のソリューションを顧客企業に提供していく。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手