日本電気(NEC)、NECインフロンティア、ドコモ・マシンコムは、携帯電話機やPDAなどの画面に表示されたモノクロ2次元バーコードや、印刷されたカラーデザイン付き2次元バーコードの読み取りなどを行える通信端末「e-KC TRT」を共同開発し、製品化したと発表した。3社が4月3日に明らかにしたもの。
NECとドコモ・マシンコムは、バーコードの生成/格納/配信を行うサーバ群と、e-KC TRTでデータ読み取り/送受信する一連のシステムについて、システムインテグレーションやシステム開発などのソリューションの提供を開始する。
e-KC TRTは片手で保持できる小型バーコードリーダーを備え、携帯電話機の画面を上に向けたまま読み取ることができる。従来のバーコードリーダーは上を向いており、照明や日光の影響で読み取り成功率が悪化するだけでなく、読み取り時に携帯電話機の画面を下に向ける必要があり、表示内容やバックライトの状態を確認しにくく操作性が悪かったという。
また、業界では初めてカラーデザイン付き2次元バーコードの読み取りに対応。読み取ったバーコードデータに端末のテンキーで入力した情報を付加し、NTTドコモのパケットデータ通信網であるDoPaネットワークに送信できる。
同システムの価格は、e-KC TRT(1台)にDoPaLANサーバシステム一式を合わせ1000万円からとなる予定。e-KC TRT単体はオープン価格で提供するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス