CERNのビッグバンプロジェクト、着実に前進

 スイスの欧州合同原子核研究機関(CERN)では現在、より強力な大型素粒子加速器Large Hadron Collider(LHC)の建設が進められている。科学者たちは、この加速器によって宇宙創生を論じた「ビッグバン理論」の真偽を明らかにできると期待しているが、その前に加速器から出される大量のデータを処理/保存できるコンピュータネットワークの構築が必要となる。そこでCERNは研究に取り組む何千人もの研究者をつなぐグリッドコンピューティングネットワーク「Openlab」を開発した。この開発にはHewlett-PackardとIntelが技術協力を行っており、さらに4月2日にはIBMもプロジェクトへの参加を発表する予定だ。

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